どうもこんにちは。おもちです。
スーパーカブをメンテナンスするにあたり、ボルトナットの適正トルク管理は重要!と思い、デジタルトルクレンチを購入しました!今回は使用感をレビューしていきます。
目次
トルクレンチとは?
ボルト、ナットには締め付けトルクが指定されています。締め付けられたボルト、ナットがどれくらいのトルクで締め付けられているトルクかを測定するレンチのことをトルクレンチといいます。
指定トルクまで締め付けていないと、ボルト、ナットが緩む危険性があります。
逆に締め付けすぎは、変形や破損させてしまう危険性があります。トルクレンチを使用して、適正なトルクで締め付けることはとても重要です。
デジタルトルクレンチ SK11 SDT3-060 外観
プラスチック製のケース入りです。
うむ!なかなか、かっこいい工具です。同梱されているミニドライバーは電池カバーを空けるためのものです。
裏側はこんな感じです。
電池は単4×2本となっています。アルカリを推奨となっていますがエネループでも問題なく動きます。
検査成績書も入っていて精度的な信頼もできそう!
デジタルトルクレンチ SK11 SDT3-060 基本的な使い方
ヘッド部のダイアルで締めor緩めを切替
ヘッドの黒い部分が切替用のダイアルになっています。
基本的には、トルクレンチは締めるトルクを測定する工具なので締め方向にしておけばOKです。
ダイアルを左に回すと、ボルトナットを締める方向、
ダイアルを右に回すと、ボルトナットを緩める方向になります。
逆ネジの場合逆になります。
差し込み角9.5mmのソケットを取付
ソケットの差込角は9.5mm。ヘッド中央の丸いボタンを押しながらソケットを差し込みます。このあたりはよくあるソケットレンチと同じです。
電源をON
“C”ボタンを押すことで電源がONします。ONすると、設定モードとなり、目標トルクが表示されます。そのまま3秒操作しなければ、表示点滅後測定モードに入ります。
目標トルクの設定
測定モードから、設定モードに入るには再度“C”ボタンを押します。
“∧”ボタンまたは“∨”ボタンで目標トルクを設定します。
測定単位は[N・m]固定です。他の単位系(in・lbf、ft・lbf、kgf・cm)でも設定可能ですが、測定自体は全て[N・m]に自動的に換算されます。
最近のサービスマニュアルであれば基本的に指定トルクは[N・m]で表示されているので、今のところ他の単位での設定は使用していませんが便利な機能だと思います。
ピークホールド/トラックモードの切替
“U/S”ボタン長押しでモード切替表示に移行します。
“∧”ボタンまたは“∨”ボタンで切り替えます。
表示パネル右下の「P」:ピークホールドモード
表示パネル右下の「T」:トラックモード
切替後“U/S”ボタンを2回押すと測定モードに移ります。
ピークホールドモード
締めすぎ防止、正確な締め付けが出来たか確認できるようにピークホールドモードがあります。締め付けた際の最大トルクがホールドされます。
ホールドされた値を確認したら“C”ボタンで測定モードに戻ります。
トラックモード
最大トルクを保持せず、締め付け後すぐに測定モードに戻るモードです。
連続して締め付け作業を行う場合はこちらのモードのほうが効率が良いです。
締め付けトルク測定
ソケットレンチである程度締めた後、最後の締め付けでトルクレンチを使用します。最後の締め付け&トルク測定といったイメージです。
スーパーカブ110プロ(JA42)エンジンオイルドレンキャップ、指定トルク20[N・m]測定時の写真です。
目標トルク値の90%で「ピピピピッ」とブザー音と共に緑のLEDが4個点滅します。
目標トルクに到達するとブザー音「ピー!」、赤LEDが2個、緑LEDが4個点灯します。
デジタルトルクレンチ SK11 SDT3-060使用感まとめ
スーパーカブ110プロ(JA42)のメンテナンスで使用していますが、締め付けトルクの設定も簡単で、表示が見えなくても音で知らせてくれるため、締め付け過ぎる心配もなく安心です。
メンテナンス工具の中では高額な部類に入りますが、素人整備でも締め付け精度がしっかりしていれば安心感が違います。買ってよかったと思います!
もっと高いデジタルトルクレンチもありますが必要十分な精度がありシンプル操作でトルク測定ができるSK11のデジタルトルクレンチ!1本あると安心です!
読んでいただきありがとうございました!では!